高血圧と歯周病

こんにちは!

浜松デンタルクリニックです。


みなさんはご自身の血圧がどのくらいかご存じですか?

最近の研究で、意外にも「高血圧と歯周病が関係していること」がわかってきました。
今日は高血圧と歯周病のお話をしてみたいと思います。

重度の歯周病の人は、高血圧である割合が2倍!

重度の歯周病の人はそうでない人と比較して、高血圧である割合が2倍も高いことが最近の研究でわかってきました。
高血圧と歯周病の関係についてはさまざまな要因がありますが、一つは「歯周病菌が動脈硬化を誘導する物質を出す」こと。もう一つは、降圧剤の一部の薬(ニフェジピン・アムロジピンなど)の副作用として「歯肉の腫れがある」ことなどが挙げられます。
※高血圧の基準:家庭血圧で135/85mmHg以上、診察室血圧で140/90mmHg以上

高血圧も歯周病も、生活習慣病

高血圧とは血圧が高い状態が続く病気です。血圧が高いと血管に強い圧がかかり、血管を傷める原因となります。高血圧はサイレントキラーと呼ばれ、自覚症状のないことが特徴です。知らず知らずのうちに体全体が高血圧の影響を受け、脳卒中や心臓病など、生命に関わる病気を引き起こしてしまいます。高血圧の原因は塩分の摂り過ぎや喫煙、ストレスなどが挙げられます。
一方の歯周病は、歯の周りの歯肉が細菌に感染することによって炎症を起こし、赤くなったり腫れたりする病気です。進行すると歯を支える骨が溶けてしまったり、歯がグラグラして抜けてしまいます。歯周病を予防するには、歯みがきなどによって歯垢をしっかり取り除き、細菌の繁殖を抑えることが一番大切です。喫煙や不規則な食習慣、ストレスなどもリスクファクターといわれていることからも「歯周病は生活習慣病」といえます。
生活習慣を見直すことで「高血圧」や「歯周病」は、ある程度コントロールできると考えられています。

高血圧であれば「歯周病のリスクが他の人よりも高い」と認識することも大切

ご自分の血圧を知り、もしも高血圧であれば「歯周病のリスクが他の人よりも高い」と認識することも大切です。歯科医院で定期的なチェックやクリーニングを受ける、食習慣を見直すなど「生活を改善」していくことで、お口の健康を保ちましょう。
また、高血圧で内科に通われている方は、一度歯周病のチェックを歯科医院で受けることをおすすめします。お気軽にご相談ください。

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