歯科医院で感じる香りについて

こんにちは。浜松デンタルクリニックです。
歯科医院に入ったとき、ふと独特な香りを感じたことはありませんか。
実はその香りには、昔から人々に親しまれてきた「クローブ」という香辛料が深く関係しています。
今回は、このクローブと歯科治療とのつながりについてお話しします。
クローブに含まれる有効成分
クローブはフトモモ科のチョウジノキのつぼみを乾燥させたもので、古くから香辛料や薬として利用されてきました。その主成分である「オイゲノール」には鎮痛や抗炎症の作用があり、昔から歯の痛みや歯ぐきの炎症を和らげるために利用されてきたといわれています。
歯科でのユージノールの活用
現在も歯科では、オイゲノールを「ユージノール」と呼び、酸化亜鉛と混ぜて「酸化亜鉛ユージノールセメント」として利用しています。これはむし歯治療の際に歯を一時的にふさぎ、炎症を抑えるために用いられる、身近な存在でもあります。
歯科医院の独特な香りの正体
歯科医院に入ったときに感じる独特の香りの要因の一つが、クローブ由来のユージノールです。治療に使用する薬剤に含まれているため、多くの方が「歯科医院らしい香り」として、記憶しています。
まとめ
クローブは料理に香りや風味を加える香辛料であると同時に、歯科医療の現場でも長く使われてきました。普段はあまり意識しませんが、実は私たちの健康を支える身近な存在でもあります。
当クリニックでは、治療技術だけでなく院内の環境づくりにも配慮し、患者様が落ち着いて過ごせる空間を心掛けています。お口の健康について不安や疑問がありましたら、いつでもお気軽に当クリニックまでご相談ください。
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